目標:(期待される教育的効果)
■小グループの中で、相互に影響し合う機会を
■体験をとおして学ばせる
そなえよつねに防災月間に合わせて、9月のカブ隊の活動は、防災関連の活動をを集中的に行っていきます。
まず、初回の9月1日の活動は、「そなえよつねに」として防災についての講義と、防災カードを利用して防災ゲームを行いました。
防災カードは、国土交通省が開発した楽しみながら防災意識を高めることを目的とした教育ツールです。
まずはセレモニーを実施。
ソング | 1組:ジャングル探検隊 |
ちかい | 3組 |
防災についてのレクを開始。101年前に起きた関東大震災に10万人もの被災者を出した関東大震災が9月1日に発生したことから防災月間はさだめられたことを説明し、レクを開始。災害とは何かを説明して、災害に備えるために、準備しておかなければいけないもの~避難場所の確認、非常食、家族との連絡手段など~をスカウトに質問しながら理解を促していきます。そして、浦安市のハザードマップを利用して、水害(特に内水被害)、震災時の液状化について、避難、対応などをスカウトと一緒に考えました。
防災カード作り。防災カードは、国土交通省が開発した楽しみながら防災意識を高めることを目的とした教育ツールです。PDFでのダウンロードが可能ですので、簡単に作成ができます。
参考 防災カード https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai01_tk_000005.html
印刷したものをそのまま利用すると、カードゲームに不向きなため、A4の紙を厚紙に貼り付け防災カードを作成します。A4に紙に満遍なく糊付けをして、厚紙を張った上でハサミとカッターで切っていきます。印刷すると各カード区切っている線が見えづらくなるため、3組は、先にA4の紙を折ってしるしをつけることで、ハサミで切りやすいように工夫してました。先を見越してのアイデアが素晴らしい。予定時刻を大幅に過ぎて各組の防災カードが完成。
1組作成風景 2組の作成風景 3組の作成風景
カードが完成したら、「防災かるた」の説明をしました。防災かるたは、Dと書かれたカードを読み札として、読み上げられたコメントと同じ組のA、B、Cのカードのカードを素早く取ります。防災カードには災害内容と避難方法が書かれています。スカウト達はとったカードをもう一度みて、避難方法を確認しました。読み手を変えて、「防災かるた」を2回を行ったあと、「防災ババぬき」をしようと思ったのですが、2組のスカウト達が、防災カードを使って神経衰弱をで盛り上がっていたので、防災カード神経衰弱に急遽変更(防災カード神経衰弱は国土交通省のゲーム遊びには載ってませんが、楽しいのでぜひお試しください。)。7種類*4枚*2セット=56枚を机に並べ、じっと睨めて、不揃いな形と端に着いた汚れを覚えこみ、真剣な顔でカードを捲っていきました。カードが揃う度に大きな歓声が部屋に響きました。
色ごとにカードを並べます 防災神経衰弱 記憶を頼りにカードを捲る 防災かるた
防災かるたはルールは非常に簡単でした。災害時の行動や準備について学べる構成になっているため、個々人に振り返って考えることができる。また、組ごとにゲームを行うため、他の仲間と競い合いながら、カードを見せ合い、災害、避難をキーワードにコミュニケーションをとることができる点が非常に良い点でした。
この後、各組毎に、本日の防災レクと防災カードを使ってのゲームを通じて、難しく言うと防災意識の向上、簡単に言うと、家に帰って備えるために何をするか、を中心に発表を行いました。防災は突然やってくる。暗闇の中で手探りの状態で待つのではなく、暗闇に入る前に準備をして、落ち着いて目を凝らせば、明かりが見えてくる。スカウト達は、家に帰ったら、避難場所や家族との連絡方法を確認しているこをを期待して、活動を終了しました。
活動の後、隊内研修として、三角巾を利用しての応急処理を学習。包帯処置として、止血や創傷部の保護、骨折や捻挫の固定をデンリーダーから教えてもらいました。恥ずかしながら三角巾は滅菌処理されているので、机、地面につけずに、折りたたんで使うことが重要だと、初めて知りました。
包帯処置 骨折や捻挫の固定